頭の中の花畑

できごとにっき

大きな格差があると視界に入らない

経済格差にせよ、学歴格差にせよ、大きな格差があると上を見るにしろ、下を見るにしろ視界に入ってこない。

 

年収300万未満の人間にとって、年収1000万超の人間がどんな生活をしているのか具体的なイメージをつけることはできないし、その逆も然りだ。

また、学力に関しても同様のことがいえる。

 

所詮人間は自分に近い環境のことしか目に入らないのだ。

会社においてもそうだ。元請会社は下請け会社しか見ないし、上司も一つ下の部下しか見ない。直属の部下が優秀だからといって、さらにその部下が優秀とは限らない。

 

誰かがわざわざ覗き込むようにしないとどれだけ格差が広がっているのか知ることができない。自分が知っている世界は、自分の生きている環境とそのすぐ上と下だけだから。

私はだいぶ下流の人間だが、上流の人が何をして過ごして、どのように生きているのか全く想像できない。私は私の今の環境しか見えていない。

ま、上を見たくないというのもあるのだけれど。見えていないほうがいいこともある。

格差も見て見ぬふりをしていたほうが気持ちは楽になる。

 

ただ、格差は広がる一方で何も変わらないだけ。